また、やってしまった…。
前回の蓼科山からブログの更新を怠り、気がつけば山では雪が積もる季節になりましたね。みなさま、秋の夜長のこの季節、どうお過ごしでしょうか。歩いてビーナスライン2DAYSがブログ上1DAYに終わり、(実施は翌日白樺湖→車山→美ヶ原まで歩いて行きましたよ)2ヶ月の空白期間が生まれてしまいました。深淵をのぞいていたら完全に深淵に引き込まれていましたが、ありがたいことに読者の方からの激励をいただき、何とか這い上がって来ました。まあ、この気まぐれの怠け者はまたすぐ書かなくなるのでしょう。もう誰も知らないと思いますが、去年富士山を海抜0mから登った話も完結せずに大事な終盤戦が下書きに眠っています。寝るのが大好きなこの無精者は下書きのビーナスライン2日目と一緒に惰眠を貪っております。車山を筆頭に景色も抜群に良かったので後で載せようかなーとは思っています。このはてなブログもproにしているので毎月料金払っていますしね、書かないと。
さて、ブログはさぼっておりましたがその後も定期的に山登りには行っていましたので、ウォーミングアップがてら妙高山と火打山に登った時の様子をお送りします。(なぜビーナスラインではない?)
さっさと百名山を終えてその呪縛から解き離れたいという呪縛にとらわれている昨今。妙高火打ちは頑張れば日帰りで両方登れることに気がつく。と言うのも、僕みたいな貧乏人は一回一山で登りに行っていたら交通費が嵩んでしまいます。経済的側面から出来る限り一度に複数の山を登っちゃうという発想の日本初登山系エコノミストです。新井駅近くのビジネスホテルに前泊し早朝電車で関山駅へ移動。そこからバスで燕温泉に向かいます。わたくし1mm鉄ヲタというか交通オタクなんで山へ登りに行く際にいろいろな電車や乗り物に乗れて楽しいところはあります。今回は、美雪さんに見送られて新井駅を後にします。行ってらっしゃーい。
関山駅から妙高市市営バスで燕温泉へ向かいます。平日の朝イチのバスのため乗客は他に誰もおらず貸切状態で、途中誰も乗降せず一目散に燕温泉まで届けてくれました。
06:34 燕温泉に到着。さすがに火打山までは地図にのってない。こちらが燕温泉街。こじんまりとしていて風情を感じずにはいられない。前日ここに泊まれればベストですね。
温泉街の少し先に、燕温泉名物黄金の湯があります。露天風呂はよくありますが、野天風呂はあまり聞かないですね。
早朝ですが、男性が入っているのがチラッと見えました。僕もさっさと戻って来て帰る前にひとっ風呂浴びたい。まだ8月下旬なので暑いですね。登山道に入り少し進むと見えて来ました。あれが山頂なのでしょうか。
おおー、あれが称名滝と光明滝か。流れている水が白いな。
なかなか硫黄の臭いがすごい。滞留したらちょっと危なそう。というか、前日からお腹の調子が悪く、なんだか体に力が入りません。お腹の中が見えたらこの川のようにさらさらと流れていることでしょう。
胸突き八丁に差し掛かりました。右上の妙高くんも応援してくれています。
こちらは赤倉登山道と合流する天狗堂です。ひっそりと七合目を通過し、標高2000mを超えます。
八合目にたどり着くと、おじちゃんが風穴に吸い込まれていました。
九合目は鎖場を登りますが、ここも妙高くんが応援してくれるので問題ありません。
山頂まであと少し。妙高くん、こんな感じに岩でゴリゴリだったんですね。
実はイケメンだった妙高。
十合目とありますが、まだここは山頂ではないようです。
こちらは妙高大神が祀られている南峰です。
北峰はあっち。
妙高くん、ここまで案内ありがとう。
09:13 妙高山北峰到着。
山頂で少し休憩して火打山方面に下山します。山頂直下を下った先にある長助池分岐。ここが通れれば帰りの燕温泉までが楽なんですよ!また妙高くんに登らずに済むので。しかし、妙高市の観光商工課のみなさんはそんな甘ったれたことを許してくれません。調子に乗って火打山まで行くような輩はまた妙高山を登って戻れと。
下って登って、あら良い景色。
10:27 大倉乗越。はぁ、大倉乗越までけっこう急じゃないですか。
大倉乗越を下ると黒沢池ヒュッテがあります。天体観測でもしていそうな外観ですね。11:04 黒沢池ヒュッテからはまた登って茶臼山に到着。茶臼山って名前よく聞くな。あれ、まだ妙高くんいますね。
茶臼山を下ると高谷池ヒュッテ方面と合流します。
この辺りは湿地帯のようになっていて景色が良いです。
天狗の庭。おわっ、指入ってる。
曇りがちなので美しさ半減ですねー。
火打山山頂へ最後の登りに入ります。右手方面では雰囲気が変わってきました。遠くに見える池が先ほどの天狗の庭です。
ライチョウ平にお邪魔しましたが、平日日中帯の為留守にされていたようです。
12:22 火打山山頂に到着。やりました。
妙高くんが良く見えます。けっこう遠いなあ。
そこから右手方向では高妻山とかが見えるようです。
更にこちらは影火打や雨飾山方面ですが、雲が多いためよくわかりません。
また妙高方面を見てしまう。暗い気持ちで。いやー、しっかし遠いなー。あそこまで戻った上にまたあれを登るのかー。
帰りのバスの時間まで余裕がない為早々に下山を開始しました。火打山方向を振り返ります。天気は良くなりましたね。
奥に見えるのが高谷池ヒュッテになります。
途中何回登って下るんだよと喚きながら戻りました。黒沢池ヒュッテではHPが尽きてコーラとお茶と水を買い占めました。本日2度目の妙高山山頂では何の感慨もなく速攻スルー。九合目の鎖場を下ります。
川まで戻り、どんなものかと手を入れたら冷たかった。
もう疲れてふらふらですが、ふと左手を見るとあら素敵な雲海。
赤倉温泉源泉。ここまで来ればゴールはみえてきます。
帰りのバスの時刻に間に合うか怪しくなってきたことと、出来れば帰る前に5分でも良いので黄金の湯に浸かりたいので走り出します。この辺からは地面が舗装されている部分があるのでダッシュで下って行きます。
17:49 燕温泉まで戻って来ましたー。時間があまりなかったので黄金の湯は諦めました。その代わり、無料の足湯があったので足を癒しました。ありがたいです。店仕舞いをしていた温泉街の売店で購入した本日2本目のコーラで乾杯。すごく楽しい23.4キロでした。(高橋Qちゃん風)
嘘です。死ぬほど疲れてもう2度とやりたくないです。パチンコ・パチスロ・登山は適度に楽しむものです。のめり込みに注意しましょう。
時間 11時間06分 距離 23.4km のぼり 2813m くだり 2793m