どこまでも歩いていく

歩きながら考える。主に山登りとか。

歩いてビーナスライン2DAYS 車山高原・美ヶ原編

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おはようございます。2日連続で3時起きです。(げっそり)本日は白樺湖から美ヶ原まで約30kmのハイキングウォーキングを予定しておりますので、どうしてもお時間を頂くことと帰りのバスや電車のリミットがありますので余裕を持って早起きさせていただいております。準備を整え外に出てみると、ああ素敵な朝焼けが広がっております。f:id:takayuuuuu:20230817124840j:image04:40 出発進行。まずは車山高原に向かいます。宿泊していたホテルの裏の道路をえっちらおっちらと上がっていくとビーナスラインに合流。道路の向こう側にハイキングコースがあります。f:id:takayuuuuu:20230817125354j:imageこちらのハイキングコースに沿って、白樺湖から車山高原そして八島ヶ原湿原、更にはその先を目指します。f:id:takayuuuuu:20230817125312j:image徐々に陽が昇り始め、空模様はそれまでの茜色から黄金色へ移り変わります。遠方には南アルプスの山脈が見えるようになりました。あの一番尖っているのは甲斐駒ヶ岳でしょうか。
f:id:takayuuuuu:20230817125429j:image八ヶ岳南アルプス、そしてビーナスライン。画になるなー。
f:id:takayuuuuu:20230817125423j:image車山高原内に入りスキー場内を登って行きます。f:id:takayuuuuu:20230817125439j:imageまたまた、南アルプス展望ポイント。つい、眺めてしまいますね。
f:id:takayuuuuu:20230817125410j:image本日快晴ですが、風がやや強くその分暑さは感じません。ここは車山山頂方向へ向かいます。
f:id:takayuuuuu:20230817125337j:image昨日登った蓼科山。手前には白樺湖が見えます。
f:id:takayuuuuu:20230817125347j:imageこちらも昨日訪れました北横岳からその先の赤岳方面まで南北に連なる八ヶ岳連峰。
f:id:takayuuuuu:20230817125318j:imageこちらは北アルプス方面を写したものになります。写真を10倍くらい拡大すると画面中央左にみんな大好き槍ヶ岳の尖った姿を見ることができます。真ん中やや右には劒岳があり斜面の雪渓も見えます。
f:id:takayuuuuu:20230817125442j:image続きまして新潟・群馬方面の山々になります。画面左には雨飾山高妻山そして妙高山、右側には四阿山草津白根山があるようです。さらに南側では浅間山や燧ヶ岳、日光白根、男体山など栃木の山があるそうですが、さすがにそこまでは分かりませんでした。f:id:takayuuuuu:20230817125305j:image
06:00 車山山頂に到着。山頂には神社と展望テラス、気象観測所があります。
f:id:takayuuuuu:20230817125340j:imageこちらに祀られているのは天空の社、車山神社です。
f:id:takayuuuuu:20230817125400j:image鳥居の内側に富士山がこんにちはしていますね。ありがてー。
f:id:takayuuuuu:20230817125321j:image鳥居をくぐって改めて景気を眺めます。八ヶ岳+富士山+南アルプス=100点満点。新しい公式が生まれました。
f:id:takayuuuuu:20230817125426j:image西側に目をやると空木岳木曽駒ヶ岳方面、台形のように見えるのは御嶽山のようです。f:id:takayuuuuu:20231030214503j:imageこちらは山頂テラスの様子になります。車山はリフトを乗り継げば、自分の足で登らなくてもここまで来ることが出来ます。ビーナスラインに観光で来た方にも是非立ち寄っていただきたい場所ですね。
f:id:takayuuuuu:20230817125350j:imageすげーじゃねーか、車山。日本の山全部見えるかと思いましたよ。
f:id:takayuuuuu:20230817125324j:imageと言うか、これかなり良く見える状態ですよね。一年を通してもこれだけきれいに見渡せるタイミングってあるんでしょうか。早朝だったことも良かったのかもしれませんね。こんな素晴らしい場所では長居をしたくなりますが、まだ先はアホみたいに長いので切り上げて山頂を後にします。
f:id:takayuuuuu:20230817125343j:imageさようなら、絶景。
f:id:takayuuuuu:20230817125448j:image再びの槍ヶ岳チャンス。
f:id:takayuuuuu:20230817125416j:image車山肩に下りて、有名なコロポックルヒュッテ前から八島ヶ原湿原方面へトレイルは続いています。f:id:takayuuuuu:20230817125413j:imageかなりの歴史があるという御射山遺跡から八島ヶ原湿原に入って行きます。
f:id:takayuuuuu:20230817125309j:imageいろいろと高山植物が咲いています。
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f:id:takayuuuuu:20230817125334j:image湿原内の様子。
f:id:takayuuuuu:20230817125327j:image花たちも夏の盛りでいきいきとしていることでしょう。
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鎌ヶ池は風が強いので湖面がばたついています。
f:id:takayuuuuu:20230817125655j:imageお邪魔しました。
f:id:takayuuuuu:20230817125708j:image続いては鷲ヶ峰へGO。
f:id:takayuuuuu:20230817125619j:imageご覧の通り、再び標高が上がります。今日は小刻みにアップダウンを繰り返すルートです。
f:id:takayuuuuu:20230817125730j:imageやっほー。こだまは返ってきません。
f:id:takayuuuuu:20230817125616j:image何だろう、石を集めるのが好きな人がいたのかな。
f:id:takayuuuuu:20230817125705j:image08:07 鷲ヶ峰山頂に到着。
f:id:takayuuuuu:20230817125607j:imageなかなか良い景色です。
f:id:takayuuuuu:20230817125632j:image次に目指すポイントとなってくるのは和田峠です。
f:id:takayuuuuu:20230817125639j:image中央分水嶺トレイルの看板を発見。
f:id:takayuuuuu:20230817125701j:image三峰山5キロ、遠いな。(溜息)美ヶ原まだ22キロもあるの?(絶望)
f:id:takayuuuuu:20230817125737j:image和田峠に到着後、小休憩を挟みます。和田峠茶屋はやっていませんでしたが自動販売機があったので炭酸飲料を購入してガブ飲みします。もう、疲れたんですけど。

さて、再開すると中山道の看板がありました。f:id:takayuuuuu:20230817125724j:imageかつての大名も参勤交代の為に通っていたようです。
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これ凄くないですか。鹿の頭蓋骨でしょうか。日本でこんなの見れるんですねー。大名が途中で腹を空かせて狩りでもしたのかな。
f:id:takayuuuuu:20230817125622j:image和田峠から三峰山に至るこの稜線も素晴らしかったです。とても印象に残っています。
f:id:takayuuuuu:20230817125636j:imageいやー画になるなー。(本日2度目)
f:id:takayuuuuu:20230817125648j:image10:19 三峰山到着。バンザーイ。f:id:takayuuuuu:20230817125727j:image次は茶臼山。でもね、もう正直お腹いっぱい。もう素晴らしい景色たくさん見させていただきましたので十分です。わたしなんかにこれ以上もったいないです。うん、もう疲れて帰りたいです。そして、三峰山からいったん下るんですよね。下ったらまた登らなきゃいけなくなるから勘弁してほしい。(山あるある)
f:id:takayuuuuu:20230817125652j:image三峰山から下山し、扉峠という場所の駐車スペースで再び小休憩を取ります。正直もう登りたくない。ただ、茶臼山まで登ってしまえば、後はもう美ヶ原まで平坦のようです。しょうがないので再開しビーナスライン脇から登山道に入って行きます。日本に茶臼山という山はいったいいくつあるんだろう。(いつも言っている)
f:id:takayuuuuu:20230817125645j:imageあの高いところが茶臼山の山頂なのかなー。けっこう遠くないかいー。
f:id:takayuuuuu:20230817125642j:imageあと0.8キロ。本当はやくしてー。
f:id:takayuuuuu:20230817125734j:image12:30 茶臼山到着。
f:id:takayuuuuu:20230817125658j:image山頂では外人さんファミリーがいたのと、正直もう何の感慨もなくなっていたので素通りします。この山知ってるってあなたたち渋くない?
f:id:takayuuuuu:20230817125718j:imageああ、あれは。つ、ついに、見えて来た。
f:id:takayuuuuu:20230817125711j:imageゴールが見えた安心感もあり、またまた小休憩することにしました。もう寝っ転がりました。
f:id:takayuuuuu:20230817125613j:image美ヶ原内に入りましたが、あーとちょっとが、ながーくて仕方ない。f:id:takayuuuuu:20230817125848j:imageこの距離が永遠に感じる。
f:id:takayuuuuu:20230817125851j:imageトイレのマークが牛になっていてかわいらしい。しかし、この程度では私の疲労は癒せない。f:id:takayuuuuu:20230817125940j:image
疲れてどうでもよくなっていましたが、せっかくだからということで美しの塔まで足を伸ばすことにしました。
f:id:takayuuuuu:20230817125953j:imageやっぱり美ヶ原と言えばこれですね。(疲労の為、苦笑い)
f:id:takayuuuuu:20230817125904j:image僕はモウ元気がありませんので、代わりに元気な牛たちの様子をお届けします。
f:id:takayuuuuu:20230817125930j:image牛を眺めている周りの人たちもとても楽しそうにしていました。ここまで歩い来るという頭のおかしいことをしている僕だけは顔がひきつっていました。
f:id:takayuuuuu:20230817125933j:image牧場と雲。北海道と言ってもバレないですかねー。f:id:takayuuuuu:20230817125924j:imageもはや、日本ではない気もする。
f:id:takayuuuuu:20230817125907j:image雰囲気最高に良いですが、もはやあそこまでめちゃくちゃ長く感じます。乗せてくれないかな牛さん。
f:id:takayuuuuu:20230817125917j:image
正直この看板の手前のベンチで少し休みました。しかし、この看板が見えたということは。
f:id:takayuuuuu:20230817125946j:image着いたよー。王ヶ頭ホテル。まずはホテルの裏にある山頂の石碑をさっさと撮りに行きます。
f:id:takayuuuuu:20230817125858j:image14:02 美ヶ原頂上である、王ヶ頭に到着。
f:id:takayuuuuu:20230817125927j:image
もう面倒くさいので王ヶ耳へは行きませんでした。あ、王ヶ鼻か。王ヶ頭ホテルに戻って、本日のご褒美はこちらのコヒーゼリーソフト。営業時間ギリギリ間に合いました。
f:id:takayuuuuu:20230817125854j:image王ヶ頭ホテルおしゃれでいいですねー。泊まってみたいなあ。最後は松本行きのバスが出ている美ヶ原自然保護センターへ下りて本日の行程全て終了となりました。本日は天気も景色も良く最高の夏の思い出になりました。車山や美ヶ原は日本百名山に指定されていて難易度初心者向けと言われています。確かに一つの山だけ切り取ると物足りなさを感じる方はいらっしゃるかもしれませんが、安心してください。山は、トレイルは繋がっています。このエリアには美ヶ原ロングトレイルや中央分水嶺トレイルがあり、結果として僕も両トレイルを部分的になぞる形になりました。実際、今回ビーナスラインを歩くという選択をしたことで三峰山という山があることを知り、またその素晴らしさを知ることも出来ました。こんな良い場所を車で素通りしてしまうなんて持っていない。(もちろんドライブも気持ちが良いでしょうが)

登山家並びにハイカーのみなさん、ビーナスラインは車で走るものではありません。自分の足で歩くものです!

summer.kurumayama-skypark.com

www.utsukushigaharakogen.jp